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化学教室

 2019年度の理学部改組により,化学科は理学科化学コースとなりました。2022年度より新カリキュラムの学生が研究室に配属されて研究を開始したところです。2020年から新型コロナウイルスの影響を受けて、苦しい状況が続いてきました。研究や教育への制限は大学本来の姿が変わってしまった時期でした。 


 2021年2月は修士論文審査会を感染対策をしておこないました。卒業論文発表会は人数を制限した対面と遠隔のハイブリッド化で田上瑠美助教と愛化会のご尽力で行いました。2022年度になって、やっとコロナ対策をしながら、実験以外の科目でも対面での授業が開始されたところです。
 遠隔授業の続いたこの2年間、今の4回生、3回生への影響は計り知れずあります。4回生にとって研究生活で挽回できることを願っているところです。 2022年度になってやっと海外の学会での発表も許可されるようになってきました。多くの先生方が海外出張されています。
 国内での学会も対面で開催されるようになり、研究活動の上では対面での議論の大切さを感じているところです。学生、教員の両方にとってまだ困難な状況が続く中,このように皆の努力と協力,周囲のご理解のもとで,教育研究に取り組んでいます。
  構成員としては2021年3月をもって,長岡伸一教授が定年退職を迎えられました。2022年4月から田上助教(特定教員)が助教に昇進されました。2023年3月をもって佐藤久子教授が定年退職を迎えます。宇野英満教授は引き続き理事として大学の運営を当たられます。
 2022年度現在の研究室と教員の構成は次の通りです。①固体物性化学・反応化学系:〔固体物理化学〕内藤俊雄・山本貴,〔構造化学〕小原敬士・垣内拓大,〔無機化学〕高橋亮治・佐藤文哉,〔複合体化学〕佐藤久子,②分析化学・生物化学系:〔分析化学〕座古保・島崎洋次,〔生物化学(プロテオサイエンスセンター)〕杉浦美羽・小川敦司,〔環境化学(沿岸環境科学研究センター)〕国末達也・野見山桂・田上瑠美,③有機合成・物質科学系:〔有機化学〕宇野英満(理事)・奥島鉄雄・高瀬雅祥,〔有機化学(学術支援センター)〕谷弘幸・倉本誠・森重樹。
 以上,20名の教員で,理学部化学コース・大学院理工学研究科分子科学コースの教育研究を行っています。 厳しい社会状況ではございますが,引き続き卒業生・同窓会の皆様からのご助言・ご支援をお願いいたします。 

佐藤 久子 記