愛媛大学理学同窓会は、昭和24年(1949年)創立の文理学部の理学科および昭和43年(1968年)に改組設立された理学部の卒業生・修了生の集まりです。文理学部時代は文科系の学科の卒業生と一緒に文理学部同窓会として活動していましたが、昭和54年(1979年)に理学科と理学部の卒業生が文理学部同窓会から独立しました。現在では会員数約9500名を擁する団体となり、会員相互の親睦と愛媛大学理学部の発展に資することを目的としています。
当初、活動としましては主に、総会・懇親会の開催、会報の発行、同窓会名簿の出版を行ってまいりました。しかし、平成19年(2007年)会報5号発行、平成20年(2008年)総会が開かれるまでの約10年、東京支部が毎年支部総会を開催する以外は活動が停滞し、愛媛大学の他学部の同窓会と比べても決して活発な同窓会とは言いがたい状態でした。
そこで、理学同窓会活性化のために池田逞元会長の提案で本部役員会を組織して会の運営を協議し、その結果、総会の開催、同窓会報の定期的な発行、ホームページのリニューアル等を行うようになり、理学同窓会は大きく代わりました。
以降、その方針は、池田逞元会長後任の野田善郎元会長代行、城尾昌範元会長、東長雄元会長へと引き継がれ、隔年の総会開催と会報発行、ホームページの随時更新を行ってまいりました。平成28年(2016年)には、2番目の支部として理学同窓会関西支部が発足しました。
また、平成30年(2018年)には、理学部設置50周年を迎えるにあたり、理学部と共同で「記念誌発行」ならびに「記念事業」を行いました。
さらに、理学系在学生への支援として、新入生、卒業生への記念品贈呈、理学部奨励賞副賞贈呈を行い、教員採用予定者への奨励金制度、留学決定学生への奨励金制度を設けました。 同窓会会員への支援としては、会員の関係する各種事業支援のための補助金制度を設け、学科や研究室等の常置同窓会の立ち上げ、クラス会、同期会等の開催支援を行ってまいりました。
仲田秀雄前会長の下では、COVID19(コロナ)クライシスともいえる災禍中、総会開催を2回中止せざるを得ない状況でしたが、それまでと同様に理学部在学生への各種支援、隔年の会報発行、ホームページの随時更新を行ってまいりました。2023年からは徐々に活動を再開し始め、2024年9月には6年ぶりに総会・懇親会を開催することができました。
愛媛大学理学同窓会は今後も活動を続けてまいりますので、同窓生の皆様のご協力・ご支援を何卒よろしくお願いいたします。
(2025/7/10)
2025年7月更新
愛媛大学理学同窓会会員のみなさまにおかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。先日、理学部で開催されました理学同窓会総会におきまして、ご承認いただき会長を務めさせていただくことになりました。よろしくお願いいたします。
また、東京支部にご尽力いただいた石川貴之様(化学科卒)が昨年急逝されました。これまでのご尽力に感謝いたすとともに衷心よりご冥福をお祈りいたします。
手元に2018年発行の『愛媛大学理学部50周年記念誌「さらなる飛躍へ」』があります。1949年(昭和24)の愛媛大学開学と文理学部の設置。1968年(昭和43)には文理学部から理学部・法文学部への改編と理学部の現在地への移転、大学院の設置、学科の改編などなど、大きく進化しています。生物の進化に「赤の女王仮説」があります。『鏡の国のアリス』に登場する赤の女王の言葉「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない(It takes all the running you can do, to keep in the same place.)」が由来です。愛媛大学理学部という変わらない看板は、進化のため走り続けています。
「学校と塾・予備校との違いはなにか」。このことをどこで見聞きしたのか、だれの意見だったのか全く覚えていませんが、内容は「学校には同窓会があるが、塾・予備校には同窓会はない」というものでした。まあそんなものかな、とその時は漠然と思っていました。
理学同窓会には松山以外に東京と関西に2つの支部があります。それぞれ支部総会と懇親会を実施していました。今年度、愛媛大学校友会と連携し、総会後の懇親会を他学部と合同で行いました。私も出席いたしました。自分の学生時代を振り返れば他学部の学生とはあまり接点はなかったので、堅苦しいのではないか、話がかみ合わないのではないか、と一抹の不安を感じていました。懇親会場は、同時代にともに松山で過ごした人が同じテーブルに着くよう配慮されていました。ビールを注いだり注がれたりしながら話すと、共通の知り合いがいたり、昔なじみの場所の現在を私が説明したり、さらには40数年目にして知った驚きの事実など、話は盛り上がり、不安は吹っ飛びました。同窓会の良さをあらためて感じました。この良さは人から与えられるものではなく、自分がその中に飛び込まないと味わうことはできません。出席者が増えれば、話題も広がります。ぜひ、お知り合いとお誘いあわせて飛び込んでみませんか。
(同窓会会報14号より転載)
2008年(平成20年)9月20日制定
(総則)
第1条 本会は,愛媛大学理学同窓会と称する。
第2条 本会は,本部を理学部内(松山市文京町2-5)に置く。
(目的)
第3条 本会は,会員相互の親睦向上を図るとともに,愛媛大学理学部(以下「理学部」という。)の発展に寄与することを目的とする。
(事業)
第4条 本会は,前条の目的を達成するため,次の事業を行う。
(1) 会報の発行
(2) ホームページの作成及び管理
(3) 会員名簿の管理
(4) 就職支援
(5) その他必要な事業
(会員)
第5条 本会は,次の会員で組織する。
(1) 正会員 ・ 愛媛大学文理学部理学科及び理学部の卒業生及び修了生
・ 愛媛大学大学院理学研究科及び愛媛大学理工学研究科(理学系) (以下「理工学研究科(理学系)」という。)の修了生
(2) 準会員 ・ 理学部及び理工学研究科(理学系)の在学生
(3) 特別会員 ・ 理学部及び理工学研究科(理学系)の教職員
(4) 賛助会員 ・ 愛媛大学文理学部理学科,理学部及び理工学研究科(理学系)に在籍していた教職員並びに本会の趣旨に賛同する者で役員会において承認された者
(役員)
第6条 本会に,次の役員を置く。
(1) 会長 1名
(2) 副会長 2名
(3) 幹事 若干名
(4) 監査 2名
(5) 顧問 若干名
(会長等)
第7条 会長及び監査は,会員の中から役員会が推薦し,総会において承認する。
2 副会長及び幹事は,会長が委嘱する。
3 顧問は,理学部長及び理学部事務課長並びに役員会で承認された者とする。
(任期)
第8条 役員(顧問のうち,理学部長及び理学部事務課長を除く。)の任期は,2年とする。ただし,再任を妨げない。
2 役員に欠員が生じた場合の後任者の任期は,前任者の残任期間とする。
3 役員は,任期満了後も後任者が就任するまで,その職務を行うものとする。
(会務)
第9条 会長は,本会を代表し,会務を総括する。
2 副会長は,会長を補佐し,会長に事故があるときはその職務を代行する。
3 幹事は,会務を掌理し,本会の運営に関する企画等を行う。
4 監査は,本会の会計を監査する。
(会議)
第10条 会議は,総会及び役員会とする。
2 総会は,正会員をもって構成し,2年に1回開催する。なお,役員会が必要と認めたときは,臨時に総会を開催することができる。
3 総会は,会務及び会計の報告,役員の承認,会則の改正,その他本会に関する重要事項を審議する。
4 役員会は,役員をもって構成し,毎年1回開催する。なお,会長が必要と認めたときは,臨時に役員会を開催することができる。
5 役員会は,会計の承認,役員の推薦,本会の運営に関する具体的事項,その他会長が緊急を要すると認めた事項について審議する。
6 会議の議長は,会長とする。ただし,会長に事故があるときは,副会長がこれに当たる。
7 議事は,出席者の過半数をもって決し,可否同数のときは,会長の決するところによる。
(支部)
第11条 本会は,必要に応じ,総会の議を経て支部を置くことができる。
2 支部に支部長を置く。支部長は,当該支部の正会員の中から互選により選出し,総会に報告するものとする。
3 支部の運営に関する事項は,当該支部において定める。
(会計)
第12条 本会の経費は,会費及び寄付金,その他の収入金をもって充てる。
第13条 会費は,入学の際に,終身会費として別に定める額を納入するものとする。
第14条 本会の会計年度は,毎年4月1日に始まり,翌年の3月31日に終わるものとする。
(雑則)
第15条 正会員は,住所,姓名,職業等に変更が生じたとき,及びその他必要な事項はこれを本部に連絡するものとする。
第16条 この会則の改正は,総会で審議する。
第17条 この会則に定めるもののほか,本会の運営に関し必要な事項は役員会が定める。
附 則
1 この会則は,平成20年9月20日から施行する。
2 愛媛大学文理学部理学科ならびに理学部同窓会規約(昭和54年8月18日施行)は廃止する。